育児コラム
2018.06.06
乳頭が痛くて辛い
授乳していて乳頭が痛いのは辛いことですよね・・・
乳頭が痛む原因・程度は時期にもよりますが、大きく分けて次のような事柄があげられます。
① 吸い方が浅く、潰しているため、吸わせ始めに痛みが強い傾向がある。
② すでに今までの吸わせ方や、つまりを繰り返したことにより、乳頭に傷ができている「乳口炎」。
白斑といわれる状態で、吸わせた後の痛みが強い傾向がある。
気圧や天気等により、痛みが強い日と弱い日がある。
③ 乳頭、乳輪の皮膚の状態が悪く、ひりひり痛み、赤くただれが見られる状態。
④ 出産後日が浅く、見たところ傷やただれは見られないけれども、じんじんと痛み、衣服が触れたりシャワーがかかっても痛みがある場合は、まだ頻回の授乳に乳頭が慣れていないための痛み。
⑤ 吸われると痛みがあり、不快感を伴うこともある。乳頭過敏による痛み。
「乳房マッサージ」を行うことで、それぞれの原因や状態に対して、吸わせ方の工夫や、乳頭の軟化と乳頸部の伸展を良好にする効果が期待でき、症状の軽減を図ります。
傷の状態がひどくお薬が必要な方もいらっしゃいます。その時は医療機関の受診をおすすめしています。
まずは、どの原因で痛みがあるかを見極める事が重要だと思います。